アメリカのハーバード大学に1週間の短期留学に行って来ました。
主にインプラントと歯周病の授業を受けて来ました。さすがにハーバード大学の講義は世界最先端だと感じました。私も日本で実践したいと強く思いました。
ハーバード大学医学部
ハーバード大学医学部の正門です。
ハーバード大学歯学部の正門です。
ハーバード大学歯学部の校舎の中です。
Dr.Mark Nevins先生です。講義内容は、歯周病を併発してる患者さんに対するインプラントの治療の進め方と、歯周病のリスクファクターについてでした。
歯周病は、今日本でも患者さんがかなり多いので非常に勉強になりました。
Dr.Ron Orr先生です。講義内容は、クロスリンク(架橋固定)されたコラーゲン膜を使ったサイナスリフトについてでした。
サイナスリフトというのは、上顎洞を持ち上げる手術のことですが、Ron先生の手術の内容は大変素晴らしいものでした。
Dr.Giuseppe Intini先生です。メキシコ人の先生でした。
講義内容はインプラントの手術の際に、骨が足りない患者さんに対して骨を増やす手術(GBR法といいます)をするわけですが、そのやり方の世界最先端の方法や、骨を増やす為の要因を詳しく教えて頂きました。
最先端の話が聞けてとても勉強になりました。
Dr.Luca Gobbato先生の講義は、インプラントの審美性を、歯周病のタイプ別にどう獲得していくかという内容でした。非常に興味深かったです。
マサチューセッツ工科大学もボストンにあり、ハーバード大学のすぐ近くでした。
ボストン郊外のDr.Kooのクリニックに見学に行きました。笑顔の素敵なスタッフの方達でした。
ハーバード大学がある、ボストンのレストランです。
ボストン名物の大きいロブスターを頂きました。とても美味しかったです。
卒業証書授与式です。満面の笑みになりました(笑)
ハーバード大学の修了書です。感激です。
ハーバード大学はボストンにあるのですが、帰りにニューヨーク観光をして来ました。
有名な自由の女神とエンパイアステートビルです。エンパイアステートビルはニューヨークで最も高いビルです。
エンパイアステートビルからの夜景です。観光客で混雑してたので、夜中に行きました。
タイムズスクエアで記念写真を撮りました。
ロックフェラーセンターにも行きました。すごく景色が良かったです。
インプラントの学会でハワイのホノルルに行って来ました。
今回はIDIAという学会です 。INTERNATIONAL DENTAL IMPLANT ASSOCIATIONの略です。
メインスピーカーは、アメリカのマイアミ医科大学口腔外科の、アラン・ガーグ教授でした。アラン教授は、PRPと言って、人の血液を遠心分離して、その中から血小板や成長因子だけを取り出すことに世界で初めて成功した人です。
▲ホノルルの学会会場です。アラン教授と記念写真を撮りました。
インプラントの手術の際に骨が足りない患者さんは、たくさんおられます。その場合は、骨を増やしてインプラントをする訳ですが、PRPは自分の骨を再生させる能力が強く、非常に有効です。
そのPRPの原理から、精密な作り方や、使い方まで、分かりやすくお話をされた後で、PRPの実際の治療例をたくさん発表されました。まったくと言っていいくらい骨がない患者さんも、アラン教授のPRPを使った治療で骨がたくさんでき、結果的に素晴らしいインプラント治療をされてました。
当院でもPRPは今以上に積極的に使って行こうと思いました。
▲アラン教授が書かれた本の日本語訳版です。
その他では、骨の幅が少ない患者さんの、骨の幅を増やしてインプラントをする方法のお話でした。歯を失って年月が経つと骨の幅が細くなってしまいます。そんな患者さんに対して骨の幅を拡げて、インプラントができるようにする方法です。
アラン教授のやり方は、骨の幅ミリ数によって厳密にやり方を分けておられ、それぞれについて詳しくお話しされました。例えば、専用のドリルで骨をじわじわ拡げたり、あるいはスプレッティングと言って、骨を切って割って物理的に骨を増やすなど、素晴らしい症例が多かったです。当院でも行なっていますが、よりレベルアップを目指したいと思いました。
▲上アゴの前歯の骨の幅を拡げてるところ。
また、上顎洞と言って、上アゴの奥歯の根っこの上の方の骨は空洞になっていて誰でも穴が空いています。その穴が大き過ぎると、そこにインプラントは出来ないのです。
その上顎洞を持ち上げる手術をサイナスリフトと言いますが、その手技についても喋られました。特に、患者さんに優しく安全に行う方法について詳しく話されました。当院でもサイナスリフトは頻繁に行なっていますが、アラン教授話は凄く勉強になりました。
▲アラン教授が、サイナスリフトについて熱く語ってるところ。
他にも日本人スピーカーも含め、非常に多くのお話がありましたが、何とか修了証を頂きました。
▲インプラントの修了証です。
▲講演の合間に一緒に撮って頂いた写真(私はラフなシャツで失礼しました)
スイスのベルン大学に短期留学に行ってきました。
初日にまず行ったのは、チューリッヒのブルクハット先生のクリニックです。
ブルクハット先生は、インプラントや歯周病の手術に関してはヨーロッパの権威の先生です。
▼チューリッヒの閑静な住宅地にあるクリニックは看板もとても上品でした。
午前中はブルクハット先生の講義を受けて、午後から手術を2件見学させて頂きました。
講義の内容は前歯の見た目が重要視される場所のインプラントの手術です。
手術の時は歯ぐきを切るわけですが、傷口が目立たない様に切るにはどうすれば良いか、そして前歯の歯と歯ぐきをどうマネージメントして美しくすれば良いのかなどの講義でした。
▼講義の風景
そして、実際に見学した手術も講義の内容に沿った手術でしたので、とても勉強になりました。
▼実際の手術の画像
そして、夜は夕食を一緒にして頂きました。お酒を飲みながら色んな質問も出来たので良かったです。
▼チューリッヒの素晴らしいレストランで
2日目はスイスの首都ベルンに移動し、ベルン大学を訪れました。
ベルン大学は、研究部門で世界第7位にランクされてる大学です。
▼ベルン大学歯学部附属病院
ベルン大学教授のブーザー先生は、インプラントに関してはおそらく世界一有名な歯科医です。世界中の歯科医がブーザー先生のところに留学に来ています。
ブーザー先生には、インプラントをする時に骨が少ない場合にどうやったら骨を効率良く増やすことができるのかという事と、歯を抜いてすぐにインプラントをする抜歯即時インプラントの詳しいやり方を教わりました。
骨を増やす治療法はブーザー先生が世界で初めて考案したものです。
▼ブーザー教授の講義の様子
▼講義室で撮って頂きました。ブーザー先生は身長2メートルくらいありました。
▼サティフィケートも頂きました。
そして、夜は私たちの為にベルンで最も良いレストランの1つを予約してくれました。このレストランはちょうど2週間前にご家族の誕生日を祝う為にも来られたそうでした。
そこでもお酒を飲んで治療に関する質問をたくさんさせて頂きとても有意義でした。
▼食事後にまたブーザー先生に撮って頂きました。
次の日はこの研修で唯一休みの日でした。
スイスアルプスを見たくて、高山鉄道に乗って行きました。列車が着く駅としてはヨーロッパ最高峰のユングフラウ駅で降りてそこから展望台に行ったのですが、あいにくの天気で景色が全く見えませんでした。残念でしたけど楽しかったです。
▼ヨーロッパ最高峰のユングフラウ駅で
▼全く何も見えなかったユングフラウ展望台
ただ高山鉄道の乗り場付近は良い景色が見えました。
▼スイスの有名なアイガーという名前の山です。
最後の2日間は再びチューリッヒに戻り、講義を受けて実習もしました。
ドイツのフライブルグ大学歯周病学教室のヒュツラー教授の講義でした。
ヒュツラー先生もやはりヨーロッパを代表するインプラント歯科医です。
ものすごく元気の良い迫力ある先生でした。
▼ヒュツラー先生のアグレッシブな講義風景
実習ではブタの下アゴを使って行いました。
インプラントをする為に必要な歯ぐきのマネージメントの実習です。
とても勉強になりました。
▼ブタの下アゴで歯ぐきの移植の実習をしたところ
▼この講義と実習でもサティフィケートを頂きました
▼もちろん、写真も撮って頂きました。
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