即時加重インプラントとはインプラントを埋入と同時に人工の歯(仮歯)を取り付ける治療方法です。
従来のインプラントは、手術から仮歯を入れるまでの間、数ヶ月の安静期間を置かねばなりませんでした。仮歯で過ごす期間も3〜6ヶ月間とかなり長いため、これらが欠点とも言われてきました。
しかしインプラントをしたその日に、 仮歯を入れる「即時荷重インプラント」という新しい治療技術が登場しました。
ただ、即時荷重インプラントは、初期固定が得ることが必須で、骨質が良好な状態になければ受けることはできません。
初期固定とはあごの骨とインプラントがしっかり固定され、動揺がないことを言います。
インプラント体を埋入する際にどの程度の力で締め込むかの値を埋入トルク値といいいます。
専門的に言うと、インプラントを埋入した時の力(埋入トルク値)が35〜40Ncmあれば大丈夫です。
初期固定が十分得られる骨質であることが必要です。あまりやわらかい骨だと初期固定が得られません。
即時荷重インプラントが可能であれば、患者さんにとって大きな福音となります。患者さんのQOLも大きく向上します。
インプラントを入れたその日に仮歯が入るため見た目がいい。
通院回数が少なくすみ、治療期間も短くなる。
骨質により即時荷重ができないことがある。
歯科医師の高度な技術が必要になるため、歯科医院によって治療を受けられないことがある。
即時荷重インプラントは単独の歯に応用することもありますし、オールオンフォーのように、すべての歯を失われている方には総入れ歯タイプに応用することもできます。
CT(Computed Tomography)とは、CT撮影装置とコンピューター処理により画像の再構築を行い、断層写真が得られる装置のことです。
CTを使用することで、レントゲンでは見えなかった部分を確認出来るようになり、骨の厚みや密度などの詳細な計測が出来るようになり、より安全で高度な治療が可能になります。
当院ではすべての医師が集まる、症例検討会を実施しています。
すべての医師の意見を集約することで、ベストな治療計画を立てることが可能となります。
当院では、ベストな治療をご提供できるよう、医師やスタッフが常に勉強会やセミナーに参加し、最新の技術を学び、積極的に導入しています。
術後の過ごし方によっては、最悪の場合、インプラントの脱落につながる周囲炎を引き起こす可能性があります。
インプラント周囲炎とは、インプラントの歯周病とも呼ぶべき症状で、インプラントの周辺組織が歯周病に感染した状態のことを言います。
インプラントは天然歯に比べ抵抗力が弱いため、一度周囲炎にかかると症状が急速に進んでしまいます。
自覚症状も感じにくいため、気が付いた時には症状がかなり進行してしまっていることも珍しくありません。
そうならないよう、インプラントを長くお使いいただけるよう、当院では術後のメンテナンスに力を入れています。
当院では、毎日たくさんの手術を行っています。
インプラント治療実績は年に何本埋入したかということのほかにインプラントが手術後に長く残せているかということがとても重要になります。
治療後に歯科に通院していただきメンテナンスを行わないと歯周病になる可能性が高くなり、歯周病になってしまうとインプラントを長持ちさせることはできません。
また、インプラントの上にかぶせるかぶせ物の噛み合わせも適切でないと長持ちしません。
当院では治療後のメンテナンスにも力を入れ、インプラントの歯周病を防いでいます。
そして定期的にメンテナンスをすることによってインプラントと、天然の歯の健康を守っています。
歯みがき指導や、プロによる定期清掃(PMTC、エアフロー)などを行っています。治療後も患者様の快適な人生のお手伝いができるようしっかりと診させていただきます。
即時荷重インプラントについてのご質問・ご相談は無料初診カウンセリングでドクターが詳しくお答えいたします。お気軽にご予約ください。