基本的にインプラントは歯周病にならなければずっと持ちます
当院のインプラントの10年後の生存率は98%です(追跡可能な症例)
インプラントはチタンという金属からできておりますので、虫歯になることはありません。
そういう意味では天然歯よりも長持ちします。
また、チタンという素材的な考え方からすると、半永久的に持つとも言えます。
もし、歯周病になった場合は、中等度以下の歯周病であれば、いわゆる歯周外科手術(フラップオペ)をすれば治ることも多いです。
重度の歯周病になってしまってはやむなく撤去することもあります。
万が一、インプラントを撤去した場合でも、現在の技術では、再び埋め込みの手術をすることも可能です。一度、撤去し、アゴの骨を増やす手術(GBR法)を併用して再手術をします。
ただ、できたら再手術をしなくて済むようにメンテナンスにお越し頂けることをお勧めします。
メンテナンスにお越し頂ければ15年、20年以上持たせることは十分可能です。
全国平均では、インプラントの10年後の生存率は95%です。
5%くらいのインプラントは10年後には駄目になっています。
インプラントが駄目になるほとんどの原因は歯周病です。
ところが実際には、当院は20年以上専門医をやっていますが、20年以上もっている方は何人もおられますし、一生に近い位もたせることは可能です。
ただそれにはメンテナンス、定期検診が必要です。
インプラント治療後のメンテナンスをちゃんとしていないと歯周病(インプラント周囲炎)になる可能性があります。
車でも、40年前に作ってまだ走っている車もありますよね。それはオイルや部品の交換をして、手入れをしているからです。
5年前に買ったけれども故障ばかりして危ない車というのも実際にはあります。それは逆にメンテナンスをしていないからです。
インプラントもメンテナンスをすれば非常に長期間もたせることは充分に可能です。
当院の患者様でも20年以上もっている方が何人もおられます。
歯周病にならないためには、メンテナンスが重要になります。当院のメンテナンスの具体的な内容をご説明します。
これらのことを、定期的に継続してすることにより、インプラントやご自身の天然の歯を守ることができます。
3〜4ヶ月に1度は定期健診にお越し頂き、きちんとケアすることで、インプラントの生存率はかなり上がります。
インプラントの寿命を長持ちさせるには医院での定期健診に加えて、「セルフケア」も大切です。毎日の歯みがきが不十分だと、自分ではわからないうちに歯周病が進行してしまいます。
残ってる歯の本数と平均寿命には相関関係があります。いつまでも、健康な状態で長生きを目指して頂きたいと思っております。
長崎大学の新庄教授が素晴らしい報告をしてくれています。
このグラフで、緑のグラフに注目して頂きたいのですが、定期メンテナンスにお越し頂いている方は、80歳になっても歯が減りにくいのです。
インプラントも全く一緒で、定期メンテナンスをお受け頂ければ、長期間持たせることができるのです。
もちろん、インプラントだけではなく、残りの天然の歯も当然守ることができますので健康に大きく貢献します。
かぶせ物の種類を決める際には、担当歯科医が審美面・機能面・耐久性などを考慮して患者様に合わせてご提案させていただきます。
上部構造(かぶせ物)は金属・セラミックなどの種類がたくさんありますが、その内、金属以外の上部構造は、可能性は低いですが壊れる可能性はあります。
セラミック系統の上部構造は、確率で言うと3%くらいは、欠けたり割れたりします。
インプラントは自分の歯のように何でも噛めますが、かぶせ物の破損を防ぐためにも氷や飴などは噛まないようにするなど少し気を使っていただくといいと思います。
破損したり脱落をしてしまった場合には、修理や再製作をすることができますので、ご来院ください。また、壊れたりしていなくても不具合などがありましたら我慢せずにご相談ください。
当院では保証期間を設けておりますので安心していただけます。治療終了時に保証書をお出ししています。
インプラントの寿命についてのご質問・ご相談は無料初診カウンセリングでドクターが詳しくお答えいたします。お気軽にご予約ください。