サイナスリフト・ソケットリフト
Sinus lift & Socket lift

サイナスリフト・ソケットリフトとは

上顎洞

インプラントは上顎洞(上あごの奥歯の部分の骨の中にある空洞)の下にある骨に埋め込みます。

歯が抜けてしまって時間が経っている場合や歯周病などにより骨が少なくなり、インプラントを埋めるために十分な高さがなくなってしまいます。

その場合には、骨を増やすことが必要になります。ソケットリフトとサイナスリフトは上顎洞を上に持ち上げて骨を作りながら、インプラントを埋め込んでいく方法です。

ソケットリフトとは

上顎洞にインプラントを埋め込む為の骨の量が少ない場合に行う骨造成手術の術式の一つです。

ソケットリフトの適応

ソケットリフトは

の場合の行われます。

ソケットリフトの治療の流れ

ソケットリフトでは、歯の生えていた箇所(歯を抜いた場合はその穴から)から移植骨を入れて、少しずつシュナイダー膜(上顎洞粘膜)を押し上げていき、インプラントを埋入するために必要な骨の厚さを確保します。

上顎洞粘膜(シュナイダー膜)

ソケットリフトの手順1

ソケットリフトの手順2

ソケットリフトの手順3

ある程度の骨の厚さがあることが前提であるため、ソケットリフトと同時にインプラントを埋入します。

サイナスリフトと比べて治療期間が3〜4ヵ月と比較的短いことと、範囲が小さいため低侵襲であるのが特徴です。

ソケットリフトは体への負担が少ないためこちらの方法で行うことが多いです。

ソケットリフトの費用

ソケットリフトを併用してインプラント手術を行う場合の費用は下記のようになります。

  1. インプラント本体+手術代 25万円
  2. 連結部(メタルアバットメント) 6万円
  3. かぶせ物(ハイブリッドセラミック) 7万円
  4. ソケットリフト 7万円

費用合計:45万円+消費税

サイナスリフトとは

上顎洞にインプラントを埋め込む為の骨の量が少ない場合に行う骨造成手術の術式の一つです。

サイナスリフトの適応

サイナスリフトは

場合に行われます。

サイナスリフトの手順

上顎洞の横の歯ぐきをめくって上顎洞を露出させ、上顎洞を直接上に持ち上げ、持ち上げたスペースに人工の骨補填材を入れます。

約半年で骨が十分できます。ただ、手術による負担が比較的大きくなります。

骨の厚みがないため、サイナスリフトと同時にインプラントの埋入は行わず、移植骨が安定するのを待って埋入します。
このような理由から、ソケットリフトと比較し、治療期間が長くなります。

ソケットリフトに比べ身体への負担が大きいため、実際の臨床の現場ではソケットリフトの方を多用されてます。(世界的にも)。
当院でも、患者さんの負担を減らすため、なるべくソケットリフトを行っています。

ただし、骨の量が非常に少ない方は、増骨の処置としてサイナスリフトを選択します。
当院では、サイナスリフトも十分に研修を積んでおり可能です。

サイナスリフトリフトの手順1

サイナスリフトリフトの手順2

サイナスリフトリフトの手順3

サイナスリフトリフトの手順4

サイナスリフトの費用

サイナスリフトを併用してインプラント手術を行う場合の費用は下記のようになります。

  1. インプラント本体+手術代 25万円
  2. 連結部(メタルアバットメント) 6万円
  3. かぶせ物(ハイブリッドセラミック) 7万円
  4. サイナスリフト 22万円

費用合計:60万円+消費税

サイナスリフト・ソケットリフトの違い・適応

  ソケットリフト サイナスリフト
  ソケットリフト サイナスリフト
骨の厚み 最低3mm以上 3〜5mm以下
欠損の範囲 一歯程度の比較的小さい範囲 多数の歯が欠損している(広範囲)
体への負担

低侵襲(体への負担は少ない)

体への負担が大きい
治療期間 3〜5ヵ月程度 6ヵ月(自家骨に置き換わるまで)+3ヶ月(インプラント埋入後の治癒期間)
インプラント埋入のタイミング 骨移植とインプラント埋入を同時に行う 骨移植後骨が定着してからインプラントを埋入する
痛みや腫れ サイナスリフトより少ない ソケットリフトよりも痛みや腫れがある

サイナスリフト・ソケットリフトについてのご質問・ご相談は無料初診カウンセリングでドクターが詳しくお答えいたします。お気軽にご予約ください。

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