インプラント治療を考えておられる方はたくさんおられると思います。
ただ、インプラントについてよくわからないとか、本当にした方がいいのか、入れ歯やブリッジと比べてそんなにいいものなのか、などお悩みも多いと思います。
また、今通ってる医院の診断以外も知りたい、他の先生の意見も聞いてみたい、そんなお悩みは必ず解消されて下さい。正しい知識、情報を得ることが最も大切なことです。
質問1 | インプラントが出来ないケースはありますか? |
全身状態に大きな問題がある方などは、インプラント手術ができません。例えば、心臓病、重度の糖尿病、重度の骨粗しょう症、リウマチ、脳梗塞の既往がある方、アゴの骨が極端に少ない方、ビスフォスフォネート製剤を服用している方などです。 ただ、条件しだいでは、インプラント治療が可能なこともあります。 |
質問2 | 歯が1本もない場合でも、インプラントは可能ですか? |
インプラントは歯のない方のための治療ですので、歯が1本もない場合でももちろん可能です。 歯が1本もない場合には、当院では以下の治療を主に行っています。 1.オールオンフォー4本〜6本のインプラントを支えにしてかぶせ物を12本作るやり方です。従来のやり方ですと、かぶせ物12本を作る為にはインプラントを8本から10本埋め込む必要がありました。 骨量が足りなくて奥歯の位置に埋め込みができない場合は、骨の移植や上顎洞を持ち上げる手術が必要でしたが、オールオンフォーではそれらの問題も解決した素晴らしい手術法です。 2.磁石を使ったインプラント手術の負担を減らしたり、費用の負担を減らすために、インプラントを2〜4本埋め込み、そこに磁石を取り付ける方法です。そして入れ歯にも磁石を埋め込んでおき、磁石同士の力で、入れ歯を安定させるやり方です。 磁石は非常に力が強い為、入れ歯はかなり安定し食べやすくなります。 |
質問3 | インプラントでガルバニック電流は流れますか? |
お口の中で違う種類の金属同士が触れ合った時にイオン化傾向の差で流れる電流のことを、ガルバニック電流といいます。 アルミ箔やスプーンなどを噛んだ時にキーンと嫌な感じがしたことがあると思いますが、それもガルバニック電流です。 インプラント本体はチタンという金属ですが、その上にかぶせるかぶせ物(上部構造)を、非金属のセラミック等でかぶせれば心配ありません。金属同士が触れ合うことがないためにガルバニック電流が流れることはありませんので、ご心配いりません。 しかし、インプラント以外の歯に銀歯などの金属が入っている場合はその金属同士でガルバニック電流が流れることがあります。その場合には金属の詰め物をセラミックなどに変えることで電流が抑えられます。 ガルバニック電流が原因となる肩こりや頭痛、イライラ、不眠などの症状が出る方もいらっしゃいますので、金属の詰め物の交換をお考えの方はお気軽に歯科医にご相談ください。 |
質問4 | インプラント手術当日に注意することはありますか? |
仕事や遊びについて 骨を増やす手術などの特殊な手術がなく、インプラントの埋入本数も多くない場合は痛みや腫れがあまり出ませんので、あまり体に負担がかからないようなお仕事でしたらしていただけると思います。あまり体が疲れないようにしてください。 インプラント手術の程度にもよりますが、1〜2本程度の手術であれば、歯を1〜2本抜いた程度の体の負担ですから、それ程ご心配はいりません。 運動について 手術当日は体力も落ちていますし、出血する可能性がありますので運動は避けてください。 ハードな運動をすると、血の流れが良くなって、痛みがでたり出血の原因になります。歯を食いしばったりするような運動もしないでください。 また、体が疲れていると傷口の治りも遅れますので手術当日はなるべくゆっくりお過ごしください。手術翌日からは通常の生活をしていただけます。 食事について 食事は、インプラント手術をした場所の反対側で噛むようにしてください。 熱い食べ物や刺激物は避けてください。あまり固いものも避けていただいた方がいいでしょう。 同じ日に左右両方に手術を行った場合は、しばらくは柔らかい物を食べて頂くことになりますが、なるべくお口の中でどこか噛める所を作っておくような形で手術をしています。 また、飲酒は血流がよくなって痛みがでたり、出血しやすくなることがありますので、お酒は控えていただくようにお願いいたします。 手術後も麻酔が効いている間は感覚が鈍っていますので舌や口の中噛んだりしないように気を付けてください。 お風呂について 手術当日の入浴は避けてください。プールで泳いだり、サウナに入ったりすることも控えてください。 歯みがきについて 手術当日は傷口を安静にするために強いうがいをしないようにしてください。強いうがいをすると傷の治りが悪くなったり、血がとまりにくくなってしまいます。 インプラントの手術後は口の中を清潔に保たなければいけないので、手術をしていない部位は傷口に歯ブラシが当たらないように気を付けて歯磨きをしてください。 |
質問5 | インプラント手術後の注意事項は? |
手術自体は、通常のインプラントの場合は、手術侵襲(手術による体への刺激)が抜歯程度なので、そんなに大げさな注意事項はないです。 手術直後のケアにつきましては、ドクターが実際に患者さんに詳しくご説明します。 具体的な注意事項としては、
その後は特には注意するものはありませんが、上部構造(かぶせ物)の種類によっては、硬いものを噛む時に、上部構造(かぶせ物)が破損することがあります。 当院では、保証期間を設けております。保証についての詳しい内容は保証制度ページをご覧ください。 |
質問6 | インプラントは将来、体に悪影響はないですか? |
インプラントは、チタンという材質からできておりますが、チタンが体に悪影響を及ぼすことはありません。医療の世界では骨折の際に使うボルトなどにもチタンが使われています。 また、金属アレルギーを起こしにくい金属です。チタンによるアレルギーは、当院では1例も経験しておりません。(チタンのアレルギーが疑われる方は、皮膚科でパッチテスト等をお受けください。) チタンはその表面に酸化膜をつくります。この膜は、チタンの化学反応性を失わせ、生体内で安定化します(不動態といいます)ので、体にとって悪い影響はありません。 ガルバニック電流もかぶせ物を金属以外で装着しますので流れませんので、ご安心ください。 インプラントがMRI撮影の際に、悪影響があると誤解されている病院もあるようですが、純チタンのインプラントの場合、まったく問題ありません。チタンやかぶせ物のセラミックは非磁性体のためMRIには影響がでません。今後のMRI撮影のことを考えて悩んでおられる方は心配はありません。 |
インプラントについてのご質問・ご相談は無料初診カウンセリングでドクターが詳しくお答えいたします。お気軽にご予約ください。